向いている人について

短期間だけ要介護者を受け入れて介護サービスを提供するショートステイは、他の介護関連サービスと少し異なっているため、そこで働くのに向いている人にはいくつかの特徴があります。

まず1つ目は、とにかく人とコミュニケーションするのが好きであるということです。
一般的な介護施設であれば、担当する要介護者が頻繁に変わるというケースはあまりありません。
けれども、ショートステイの場合には短期間で介護をする相手がころころ変わっていくため、様々なタイプの人々と円滑にコミュニケーションを取る必要があります。
したがって、人見知りするようなタイプの介護士にはあまり適しておらず、逆に知らない相手とも楽しく会話できるような介護士であれば仕事をエンジョイできるでしょう。

2つ目の特徴は、夜間の勤務よりも日中の勤務の方が得意であるということです。
基本的にショートステイの仕事は昼間が中心であり、夜勤を行わなければならない場合はほとんどないため、夜型の人間にはあまり適していません。
一方で、育児と両立している介護士のように、昼間だけ働ければ良いという方にとっては非常に相性が良いのです。

3つ目の特徴は、アットホームな雰囲気が好きであるということです。
ショートステイを行っている施設には入所者が少人数であるところが少なくありません。
そのため、より家庭的な雰囲気の中で仕事をしたいと考える介護士が働くのには非常に良い環境であると言えるでしょう。