ショートステイで働くときに求められるスキルは何があるでしょうか。

例えば高い記憶力が求められます。
1泊から1ヶ月まで利用することができるショートステイでは、リピーターも多くいるため、何度も顔を合わせる人もいます。
一度利用してくれた人の顔と名前、そして性格を覚えておくことで、円滑な介護をすることが可能になりますし、利用者の信頼を得やすくなります。
利用者の中には、ショートステイになかなか馴染めない人もいますし、家族と離れていることで不安を感じる人も多くいます。
介護をするときに、名前で呼んだり、性格に合わせた話し方をしたりすることにより、スムーズに食事や排泄の介助ができるようになります。
ショートステイで働くことを考えているなら、日頃から記憶力を鍛えるトレーニングを日常生活に取り入れてみましょう。

その他にも、介護において、観察力は重要なスキルといっても過言ではありません。
食事や入浴、そして排泄の介助のときに、利用者のちょっとした変化に、気がつくか気がつかないかでは、大きな差が出てしまいます。
例えば、顔色が優れなかったり、食事のスピードが遅かったり、声をかけても反応しなかったりといった場合には、体調に異変が生じている可能性がありますし、精神的なストレスを抱えていることも考えられます。
介護をスムーズに行うだけが仕事ではありません。
利用者の変化を敏感に感じ取って、適切な対応をすることも必要なことです。
介護をしながら、利用者の言動を注意深く観察して、普段と違う様子が見られたらすぐに他の介護スタッフや利用者の家族に相談しましょう。